陰嚢部超音波検査(泌尿器科)

初期の精巣腫瘍を見つけ出すために

陰嚢部にゼリーをつけて、超音波(エコー)を出すプローブを当てて、モニター画像で精巣の容積精索静脈瘤の有無、精路閉塞の疑いがないかを確認します。

精子の通り道である精路がつまっていると、精管が太くなったり、精巣上体が腫れたりします。

検査自体に、痛みはまったくありません。

また、男性不妊の方は、そうでない男性に比べて悪性の精巣腫瘍のリスクが高いといわれていますので、自覚できないような初期の段階の腫瘍を早期に発見する目的で、精液所見に問題があった方は、泌尿器科での陰嚢部超音波検査を受けることをおすすめします。

精巣腫瘍があると、精細管が減少したり、ホルモンバランスが崩れたりして、結果として造精機能障害(男性不妊)を招いていることもありえるのです。

射精される精液の量が少ない精液減少症の方に対しては、肛門からプローブを挿入する経直腸的超音波検査で、前立腺周囲の様子を観察して、射精管がつまっていないかどうかを調べる場合もあります。

情報更新日:2021年12月9日


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