どんな病態なの?
射出精液1mL中に白血球が100万個以上あると、膿精液症と診断されます。
精液の色は、黄色みを帯びます。
ほとんどが大腸菌などの細菌やクラミジアによる精嚢や前立腺の炎症が原因ですが、精路全体の感染を起こしていることもありますので要注意です。
精子の運動率が低下し、精子無力症を合併しているケースもみられます。
さらに、白血球から分泌される炎症物質によって精子のDNAがダメージを受け、流産の原因になることもあるといわれています。
妊娠するためには、どんな方法があるの?
【炎症の原因を取り除くための薬物療法】
抗生物質を1~2週間服用して膿精液症の原因となる感染症を治療し、精液所見が改善したかどうかを確認します。
情報更新日:2021年12月9日