卵子に精子を振りかける(媒精)
奥さまの卵子とご主人さまの精子の出会いの場を用意します。
多数のくぼみ(ウェル)をつくったマイクロプレートの各ウェルに1mlの培養液を入れ、そこに2~4個の卵子と10~40万個/mLの濃度になるように調節した精子を添加し、自然な受精を期待します(媒精)。
この精子調整には、成熟した精子を集める密度勾配遠心法や、運動性の高い精子を集めるスイムアップ法などが用いられます。
このほか30~50μLのドロップをつくり、その培養液が蒸散しないようミネラルオイルなどで覆ったものに卵子を1個ずつ入れて媒精する方法もあります。
より精子が少量で済みますので、高度乏精子症の方に向いています。
情報更新日:2021年12月9日