子宮鏡検査

検査では、どんなことをするの?

直径3mmのファイバースコープを子宮口から子宮内に入れ、水を注入して腔内を広げてモニター画像で観察します。麻酔をかけなくても痛みはほとんどなく、検査にかかる時間も数分程度です(健康保険が適用されます)。

いつ受けたらいいの?

月経終了直後、子宮内膜が厚くならないうちに行ないます。

検査結果から、わかること

子宮の腔内に飛び出した子宮筋腫(粘膜下筋腫と呼ばれるタイプ)や子宮内膜ポリープが見つかり、着床の妨げになると担当医が判断した場合には、改めて切除手術を行います。また、子宮形態異常(中隔子宮)や子宮腔癒着症、さらに卵管口の様子などもわかります。

粘膜下筋腫や子宮内膜ポリープ、中隔子宮、子宮腔内の癒着などは、開腹せずに直径7、8mmの硬性鏡を子宮口から入れ、子宮鏡下で手術することもできます(麻酔が必要)。

ただし、同様に子宮の内腔を変形させるような筋腫でも、子宮の筋層内にできている筋腫(筋層内筋腫)を摘出する場合には、開腹手術のほうが向いています。術式の判断が難しそうな場合は、MRI検査で筋腫が子宮筋層のどのくらいの深さまで達しているかを調べることもあります。

情報更新日:2021年12月9日


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