摂っておきたい栄養は?(食事編)

カロリー過多、でも栄養失調の現代。バランスのいい食事を、腹八分目に摂りましょう。

「コレだけを食べていれば妊娠率が上がる」というような食品はありません。大切なのはバランスです。飽食の時代といわれカロリーオーバー気味の食生活を送っている私たち現代人ですが、補酵素(補酵素の一部がビタミン)やミネラルなどの微量栄養素に関しては、むしろ栄養失調状態。これらが足りないと、代謝がうまくいかず、体調が乱れ、細胞の老化が進んでしまいます。

必須脂肪酸の摂取バランスも崩れていて、コーンや大豆、ひまわりなどに多い『オメガ-6脂肪酸』は過剰に摂っていますが、海藻、魚介類、亜麻仁油に多い『オメガ-3脂肪酸』は不足。その結果、それぞれの必須脂肪酸から生成されているホルモン様物質『プロスタグランジン』のバランスが乱れてしまい、免疫機構に異常をきたすなど、様々な不調の原因になっています。

また、食物繊維も慢性的に足りていませんので、便秘になりやすく、体内に摂り込んでしまった有害化学物質の排出も遅れがち。

摂りたい食事

  • 主食は、微量栄養素や食物繊維を多く含む玄米中心。できるだけ精製していない穀物を
  • 主菜は、オメガ-3脂肪酸の多い魚を週3回以上
  • 副菜は、抗酸化作用がある旬の野菜をふんだんに
  • 毎日必ず、イソフラボンが豊富な大豆食品を摂る(納豆なら1パック、豆腐なら1/2丁)
  • おやつにはナッツ類や果物を
  • オメガ-3脂肪酸を摂るべくサラダには亜麻仁油(フラックスシードオイル)を
  • 加熱調理には、酸化しにくく、悪玉コレステロールと中性脂肪を減らす作用のあるオリーブ油を

避けたり、減らしたりしたい食事

  • 全体量を加減。腹八分目は活性酸素を抑え、細胞(卵子も含む)の老化をゆるやかにする
  • マーガリンやファーストフード、スナック菓子、調理済み食品に多いトランス型脂肪酸(人工の不自然な脂肪酸)は極力避ける
  • インシュリンの過剰分泌状態を避けるため、白砂糖の入った菓子や飲料は控えめに

情報更新日:2021年12月9日


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