排卵をうながす黄体化ホルモン(LH)の大放出が起こったら、できるだけ早く夫婦生活を。
主席卵胞から出される卵胞ホルモン(エストロゲン)の値は、その成長とともに上昇していきます。エストロゲン値によって排卵期を知った脳の下垂体からは、排卵の引き金となる黄体化ホルモン(LH)の大放出が起こります。
このLHサージ(LHの大放出)を受け、卵胞は最終的に成熟し、卵子を排出します。この排卵が起こるタイミングは、LHサージがはじまってから約36時間後、ピークに達してからは約24時間後くらいだろうといわれています。
血中にLHが増えれば、当然、尿中にも出てきますので、排卵検査薬(尿中LH検査薬)が陽性になったら、トリガーが引かれた証拠。できるだけ速やかに夫婦生活の機会を持つことが重要です。過去の基礎体温表から推測した排卵予定日の2、3日前くらいから、毎日1回、できるだけ同時刻に検査薬を使います。より確実に捕まえたい方は、同時期から朝晩2回ずつ検査されれば、ほぼLHサージを取り逃がすことはないでしょう。
情報更新日:2021年12月9日